AGです。
レンタル819
年間会員・マイガレ倶楽部を利用しての
インプレッション&ツーリングで
一番初めに選んだバイクは
MT-09 TRACER になりました。
MT-09に試乗して以来、
MT-09やXSR900に乗って
ツーリングしてみたい気持ちも
ありましたが、
今回は高速道路を使う事と
走行距離が長いツーリングだったので、
カウル付きのバイクが良いなと思い、
MT-09 TRACERを選びました。
目次
MT-09 TRACERはとにかく軽い!
MT-09と同じ
直列3気筒845ccエンジンという事もあり、
またがった瞬間に車体の軽さに驚きます。
MT-09 TRACERは
見た目の大きさも手伝って
余計にそう感じました。
ただ、アドベンチャータイプのバイク
ということでMT-09と比べると
足つき性は良くないです。
シート高は2段階に調整できるものの、
低い方でも 845mm(高い方は860mm)
また、オフロードバイクとは違って
サスペンションは硬めなので
あまり沈み込みもありません。
身長176cmの私がまたがって、
膝を曲げずに
両足のかかとが
ギリギリ着地するレベルです。
軽いので、コツさえつかめば
苦労する事はないと思いますが、
足つきが心配な人は
購入前に一度またがってみたり、
試乗することをオススメします。
レンタルしたMT-09 TRACERも
左右に立ちゴケした傷が
残っていました。
ツーリングに適した装備がたくさん
MT-09シリーズの中でも
ツーリング機能の充実を図った
MT-09 TRACER。
その最大の特徴は
私が今回選んだ理由でもある
大型スクリーンと
ナックルガードでしょう。
背筋を伸ばしても
風の影響を受けることはほとんどなく、
ツーリング中の風による疲労感は
非常に小さかったです。
ただ、やはり
ナックルガードが取り付けられている分、
グリップエンドから
握りこぶし一つ分ぐらいは
ハンドル幅が広いので、
渋滞すり抜け時には少々気を使います。
2018年モデルは
ハンドル幅が小さくなって
改善されているようです。
タンデムシートは
メインシートと分割されていて、
メインシートと同じような快適性です。
グラブバーもしっかり大きいので
握りやすいですね。
サイドのレールはパニアケース用です。
レールの端がかぎ状になっているので
ココにツーリングネットや
ロープをひっかける事も出来ますね。
もうひと工夫ほしいマルチメーター
MT-09 TRACERは
大きくて見やすい液晶マルチメーターを備え、
今どきのバイクらしい
電子制御もたくさん装備されています。
スイッチもいっぱいですよw
メーターの右側、
小さい方の液晶パネルには
- ODO(総走行距離)メーター
- TRIPメーター1
- TRIPメーター2
- FUEL AVG(平均燃費)
- CRNT FUEL(瞬間燃費)
- C.TEMP(クーラント水温)
- A.TEMP(外気温)
- TIME TRIP(キーをONにしてからの経過時間)
などが表示でき、
1ページに3つの表示を自由に設定、
3ページ切り替えることが出来ます。
実際使ってみて感じたのは
ZX-14みたいに
航続可能距離計が付いていたら
もっと便利なのになぁと思いました。
燃費計の機能がついているので
技術的には可能なはずです。
ちなみに
フューエルメーターの半分までが
長い1目盛りになっているので
航続可能距離の予測がつけにくいです。
ガソリンタンク容量が残り2.6Lになると
『TRIP-F』という表示が現れ、
その地点からの走行距離を
計測し始めるので、
事前にこの情報を知っていれば
「あと50kmぐらいは走れるなぁ」
と予測できるのですが、
レンタルバイクには
説明書がなかったので
後で知りましたw
このあたりも
液晶メーター内で
わかるようにして欲しいですね。
ABS・TCS・Dモードなど電子制御
日本国内仕様は
ABSが標準装備で安心です。
実際にABSを効かせるような事は
ありませんでしたが、
寒さで手がかじかんでいる時なども
安心してブレーキが出来ます。
TCS(トラクションコントロースシステム)は
2017年モデルで
強弱の2段階調整可能になりましたが、
私がレンタルしてきた2016年モデルは
ON・OFFだけでした。
キーをONにすると
自動的にTCSがONになっています。
メーター左側のTCSボタンを
2秒押すとトラクションコントロールを
OFFにすることが出来ます。
ところが、
- トラクションコントロールがONの時 → TCSの表示は消灯
- トラクションコントロールがOFFの時 → TCSの表示は点灯
と、まぎらわしいので私は
「エンジン切る度にTCSをONにするのがめんどくさいなぁ」
と思いながら
ずっとOFFにしてしまっていましたw
みなさん気をつけましょう。
▼2016年モデル TCSランプ点灯時は
TCS(トラクションコントロール)がOFF。
Dモードは
スロットルバイワイヤの特徴でもあり、
電子制御によって
エンジンのレスポンスを変化させ、
3つの走行モードを選ぶことが出来ます。
- STD:様々な走行に適した標準のモード
- A:STDモードよりも低中速でエンジンレスポンスを良くしたスポーツモード
- B:悪路などで慎重なアクセル操作が必要な時に使うモード
今回ツーリングの途中までは
STDで走っていたのですが途中からは
ずっとAモードで走っていました。
MT-09のAモードは
怖いぐらいエンジンレスポンスが良くなり、
常用すると危なそうですが、
トレーサーのAモードは
そんなにスポーティではありません。
どちらかといえば
低中速でのアクセルレスポンスが
緻密になるような印象でした。
STDモードの場合は2~3000rpmあたりで
アクセルの動きに対して
エンジンのレスポンスが悪いので
ギクシャクしてしまっていたのですが、
Aモードにすることによって
解消出来ました。
MT-09 TRACER GooBikeでみる中古バイク価格は?
リリース年月は2015年02月と
まだ新しい目のMT-09 TRACER。
Goobike掲載車両約400台中、
新車が約300台と、
まだまだ中古バイクは少ないようです。
しかしながら、
2017年のマイナーチェンジで
- アシスト&スリッパ―クラッチ
- トラクションコントロールの強弱設定
が追加装備されていて、
2018年に
ビッグマイナーチェンジが控えているので
値引きされている
2016・2015年モデルの新車が
お買い得になっています。
(※2017年11月現在)
ヤマハ MT−09トレーサーの価格相場 | 新車・中古バイク情報 GooBike(グーバイク)
MT-09 TRACER まとめ
日帰りツーリング
往復で550kmを走行しましたが、
非常に楽なバイクでした。
渋滞のすり抜けはハンドル幅が広いので
苦手なものの、車体が軽く、
乗車姿勢が立っているので
渋滞に並んでしまっても、
そんなに苦にはなりません。
クロスプレーンコンセプト
によって作られた3気筒エンジンは
スムーズなトルク特性で
高速道路での追い越し時はもちろん、
一般道でもコントロールしやすいです。
車体が軽くエンジンもハイパワー。
サスペンションは
非常にしっかりしていて、
峠道をハイペースで抜けて行くことも
可能です。
但し、ポジションとしては
オフロードバイクの様な
立った状態なので慣れは必要です。
逆を言えば乗り心地は硬いので
路面の段差などを
座ったまま乗り越えると、
思った以上に跳ねます。
燃費はメーター上で約22km/L。
ガソリンタンクは18Lで
満タンなら350~400kmぐらいの
航続距離になるでしょう。
ガソリンはハイオクです。
足つき性やハンドル幅、
フューエルメーターなど
細かい部分で不満がないわけでは
ありませんが、
一日中楽しく乗っていられる
バイクでした。
海外では2018年モデルが
発表されている
MT-09 TRACER(TRACER900)
通常モデルは外観が
中心のモデルチェンジですが、
上級モデルの『GT』には
カラー液晶メーターが
装備されています。
航続距離計
追加されていればいいなぁ。
[blogcard url=”https://young-machine.com/2017/11/07/4106/”]
2017年モデルの
新車価格¥1,069,200 [消費税8%含む] (本体価格 ¥990,000)
プラットフォームを共通化
させているのでリーズナブルです。
ツーリングバイクとして
かなりオールマイティなバイクでした。
バイクの乗換えを考えている人は
バイク王で評判より高く売るマル秘術
コチラも
あわせて読んでみて下さい。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。