今回はSR400
レンタル819年間会員
マイガレ倶楽部での
インプレッション
レポートです。
セローに続いて生産終了が
アナウンスされ、
長い歴史に幕を閉じる
という事で惜しまれています。
初登場から基本構造は
ほとんど変わることなく
根強いファンも多い
SR400はいったい
どんなバイクなのでしょうか?
シンプルでアナログ
今回レンタルできたのは
2019年モデル。
一度生産終了されて
復活したモデルです。
外観以外は
ファイナルモデルと
同じものとなり
最終型と呼ばれるものでしょう。
1978年にデビューしてから
90年代までは
キャストホイールになったり
ドラムブレーキになったりと
変更が繰り返しありましたが
2001年以降は
メッシュスポークホイールと
フロントディスクブレーキ
リアドラムブレーキの
足まわりです。
チューブレスタイヤを
組み付けることができる
キャストホイールは
ヤマハの純正オプション
ワイズギアから販売されていて
新しい年式のSR400でも
換装することができます。
排ガス規制に対応するため
2010年モデル以降は
キャブレターから
フューエルインジェクションに。
2019年以降は
タンクから自然蒸発するガソリンを
大気開放させないための
キャニスターを
装備しているのが特徴です。
ランプ類は全てハロゲン。
下手にLEDにすると
振動で壊れるのでしょう。
メーターもシンプルかつアナログ。
手巻きのトリップメーターは
ホント久しぶりに見ました。
インジケーターは光ると
中にマークが浮かびます。
こちらは友人のSR400のメーター
35thアニバーサリーモデルで
ブラックの文字盤です。
インジケーターの並びは同じで
燃料計はなく、
代わりにスピードメーター下に
燃料警告灯がつきます。
私が調べた限りでは
燃料警告灯がついたのは
FI採用になってからの様です。
スイッチまわりも
レトロなデザインのままですが
ウィンカースイッチは
プッシュキャンセル式です。
キルスイッチはダイヤル式で
ハザードランプも
ついていました。
クセのないシングルエンジン
エンジンは399cc単気筒
空冷OHCエンジン。
最終型は度重なる排ガス規制に
対応した結果2馬力落とした
24PS/6500rpm
最大トルクは
2.9kgf・m/3000rpmで
前モデルのカタログ値
2.9kgf・m/5500rpmよりも
低回転でトルク発生する
扱いやすいエンジンです。
クラッチは軽く
発進で気負うこともなく
シングルらしい音を立てながら
スムーズに回ります。
FI車でも始動は
キックスタートのみ。
デコンプ機構がついているものの
400ccシングルのキックは
NSRのように軽くはありません。
信号待ちなどでエンストすると
ちょっと焦ります。
エンジンの振動は大きく
車体は揺れますが
ハンドルやステップには
ラバーマウントが仕組まれており
思っていたよりも快適です。
シートも分厚く柔らかめで
エンジンの振動は気になりません。
乗りやすいけれどオールマイティではない
空冷単気筒という事で
車体は軽く、
エンジン特性にクセはなく
シートやサスペンションは
柔らかく足つきが良いので
乗り手を選ばないと
言いたいところですが、
やはりキックスタートには
慣れが必要でしょうし
走るシーンにも
不向きな場面があります。
市街地
市街地での走りは
車体の軽さや足つきの良さ
スムーズに発信できるエンジン特性に
軽い操作のクラッチなど
向いているとは思いますが、
先述したとおりキックスタートなので
信号待ちでエンストした場合などは
少々焦ります。
高速道路
今回は高速道路を
走行していませんが
流れの速いバイパス道路を
走行しました。
高速道路は予測する限り
向いていないと思います。
まわせばスピードは出ますが
車体が軽く、足回りが柔らかいので
安定感はありません。
まぁそもそも
速く走ろうと思わせる
バイクではありませんよね。
峠道
軽い車体とトルクのあるエンジンで
ハンドリングは素直なので
楽しいのですが、
ステップをはじめ
バンク角の限界は浅く、
荷重をかけると
変形してしまうぐらい
ノーマルシートは柔らかいので
ペースの上げ過ぎは禁物です。
燃費と航続距離
150.5km走って
5.02Lガソリンが入ったので
計算上では約29.9km/L
カタログのWMTCモード値が
29.7km/hなのでほぼ同数値です。
ガソリンタンク容量は12Lなので
300kmは余裕で走れそうです。
SR400まとめ
根強いファンが多く
40年以上フレームやエンジンを
変更することなかった
正真正銘のロングセラーSR400
その魅力は乗ってみないと
わからないのだろうなぁ
と、思って今回レンタルしましたが
正直乗ってみても魅力がわからない。
というのが私の本音ですw
大排気量と比べれば
扱いやすく
普通自動二輪で運転できますし
250ccの単気筒と比べても
余裕があります。
レトロな雰囲気を
リアルに楽しみたいという人には
今なら新車で手に入る
唯一無二の存在
と言えるバイクですが
楽しめるかどうかは
個人の好みに大きく
左右されるという事でしょう。
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最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。