レンタルした
NIKEN(ナイケン)での
ツーリングレポートです。
今回はフロント二輪、リア一輪の
三輪バイクということに
なぞらえて、
和歌山県南東部にある
熊野三山を目指しました。
目次
熊野三山とは?
- 熊野本宮大社
- 熊野速玉大社
- 熊野那智大社
この3つの神社を熊野三山と呼びます。
熊野三山は
熊野古道(熊野参詣道)によって
結ばれていて、
古代から中世にかけて
熊野三山への信仰が高まり、
貴族から庶民にいたるまで
多くの人々が切れ目なく
ぞろぞろと同じ道を歩いたことから
「蟻の熊野詣」と呼ばれたほど、
多くの人が参詣していた
と言われています。
現代でも道のりはちょっと険しい
大阪から熊野三山のある
和歌山南東部へは
奈良を通って峠道を南下するか
高速道路を使ってぐるりと
紀伊半島を半周するか
という2つのルートがあります。
実際の距離を数字でみると
そうでもないのですが、
なぜかどちらを通っても
遠いなぁと感じます。
今回はもちろん
NIKENの走行性能を試したいので
峠道のルートを選びました。
ソロツーリングなので
自宅から出発します。
寒いのはツラいので
ライディングシューズを新調し
インナーも用意しました。
RSタイチのライディングシューズは
ダイヤルで靴紐が締められる
モデルを選びました。
快適です。
しっかりとしたレザーで
防風性も高いです。
ただ、夏はムレるとか
このライディングシューズは
普通の靴よりも少し大きめなので
ワンサイズ小さめを選ぶのが
おすすめですが、
ソックスを重ね履きするので
普段のサイズを選びました。
奈良の五條から168号線へ
京奈和自動車道を
五條インターで降り、
168号線に入ります。
168号線に入ってしまえば
あとは迷うことのない道のりです。
NIKENの航続距離が
どれくらいなのか
わからないので、
山中に入る前に
念のためガソリンを
満タンにしておきます。
あとはひたすら
168号線を進みます。
アスファルトが荒れていたり
湿気ているところもありますが
NIKENならへっちゃらです。
精神的な負担が少ない分
楽に走れます。
十津川村 谷瀬の吊り橋
休憩がてら途中の観光名所に
立ち寄りました。
日本有数の長さを誇る
谷瀬の吊り橋です。
近くの駐車場に
NIKENを駐めます。
駐車場のおじさんも
困惑していましたが
二輪車料金でOKでしたw
ふむふむ
(4)観光客が二輪車で橋を渡ることは禁止します。
三輪車ならOK?w
今回はおとなしく歩いて渡りましょう。
長さ297メートル
高さ54メートル
という巨大な吊り橋は
ゆっさゆっさ揺れます。
木の板がギシギシと
音を立てるのも
高いところが苦手な人にとって
恐怖感を増幅させることでしょう。
渡りきったところに
売店がありますが
冬期休業中とのこと。
自販機は動いていたので
缶コーヒーで一服しました。
熊野本宮大社
谷瀬の吊り橋を出て
さらに168号線を南へ50kmほど進むと
熊野本宮大社にたどり着きます。
道をはさんで向かい側にある
世界遺産熊野本宮館の
駐車場を利用しました。
無料です。
熊野本宮大社の主祭神は
家津美御子大神(スサノオノミコト)
奈良時代には仏教を取り入れ
神=仏とする神仏習合が興り、
仏が神に姿を変えて
日本の神として現れることを
権現といい、
家都美御子大神は
阿弥陀如来の権現である
という信仰です。
なので以前の記事でご紹介した
阿倍王子神社の様な九十九王子で
般若心経を読経してお供えし、
熊野三山への
旅路安全祈願をするのです。
まぁ私が阿倍王子神社へ行ったのは
たまたまでしたけれどw
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せっかくなので
世界遺産熊野本宮館も見学します。
あれ?閉まってる?
と思ったら、
ちょっと変わった自動ドアでした。
中にも同じ動きをする
エレガントな自動ドアがありますが
ぶつかる人が多いのか
テープが貼られています。
なんか残念感あるな・・・
館内には色々なものが
展示されています。
無料で見学できます。
地域キャラクター
八咫之助と八咫姫は
なんだか目がコワイ。
八咫烏(ヤタガラス)は日本神話で
高皇産霊尊(タカミムスビ)から
初代天皇である神武天皇へ遣わされ、
熊野国から大和国への道案内をしたとされる
三本足のカラス。
家津美御子大神に仕える存在ともされ
熊野のシンボルになっています。
サッカー日本代表の
エンブレムは八咫烏です。
本宮周辺にはレストランが豊富
かなり山奥ですが、
観光地なので
食事をするところには困りません。
今回選んだのはしもじという
うどんや丼物のお店です。
日替わり(月替わり?)ランチや
名物のさんまのなれずし
もあります。
私が注文したのは
カツカレーうどん。
見た目のインパクトで注文しましたw
アツアツのカレーうどんに
アツアツのカツが入っています。
うどんは柔らかめで
カレーうどんによく合うものが
使われています。
お値段は1000円と
ちょっとお高め。
まぁ観光地ならこんなもんかな?
熊野速玉神社
アツアツ×アツアツの
カツカレーうどんで
上あごに火傷を負いつつ
熊野本宮大社を後にします。
次の目的地
熊野速玉神社までは
山を超えて海沿いまで
進まなければなりません。
熊野速玉大社は
熊野速玉大神(イザナギノミコト)と
熊野夫須美大神(イザナミノミコト)を
主祭神とする神社です。
熊野速玉大神= 千手観音
熊野夫須美大神=薬師如来
の権現として信仰されています。
ここは駐車場が
無料で利用できます。
八咫烏も祀られています。
熊野那智大社
続いて南に向かって
熊野那智大社を目指します。
バイパスが通って
アクセスが良くなっていました。
那智勝浦インターを降りて
急カーブの続く
那智山をNIKENで登っていきます。
そしてまずは、
那智の滝がある
飛瀧神社 に到着しました。
ここでも駐車場のおじさんに
ちょっと困惑されますw
この時、車載カメラのスイッチを
切り忘れていたのですが、
NIKENの注目度がよくわかりました。
まずは駐車場のおじさんが
撮影していますw
通りすがりの人からも
めっちゃ見られてますw
それはさておき那智の滝を
お参りします。
鳥居をくぐると
神秘的な森の参道です
奥へ進むと
那智の滝が姿を現します。
何度見ても素晴らしい光景です。
300円を納めればさらに奥へ進み
滝を間近で拝むこともできます。
さて、ここから那智大社へは
険しい石階段を歩いて登ります。
冬なのに汗をかきながら登りきると
駐車場の案内がw
NIKENであがってこれたやんw
しかも無料でした。
三重塔と那智の滝
仏教的な光景です。
那智大社のすぐそばには
観音菩薩の変化身
如意輪観音を本尊とする
青岸渡寺があります。
般若心経は
観音菩薩が悟りを開いた時の
エピソードが綴られたお経なので
九十九王子で般若心経を
読経してお供えするのは
ここに因んでいるのかもしれません。
そして那智大社ですが
改装工事中でした。
主祭神は
熊野夫須美大神(イザナミノミコト)
です。
帰り道は169号線
帰り道は紀伊半島の最南端を抜けて
阪和道に入るコースと
山越えの169号線コースのどちらか
約50Kmほど距離が短いということと
走り慣れている169号線
ということもあって
山越えコースを選択。
途中、道の駅 杉の湯川上の
トンネルに亀裂が見つかったらしく
片側交互通行
対岸を渡っての通行になり
待ち時間が長かったです。
そんなこんなで
返却時間ギリギリでしたが
無事に門真2りんかんへ返却完了
走行距離は394.2km
峠道ばっかりだったので
たっぷり走った感がある割に
距離は伸びていません。
熊野三山には見どころが
まだまだたくさんあるのですが、
1日ではまわりきれませんでした。
マイガレ倶楽部は
連日レンタルも可能なので、
2日間レンタルして
ゆっくりツーリングするのも
良いかなぁと思いました。
以上、NIKENの走りを堪能できた
楽しいツーリングでした!
ありがとうございます。