隼の回でもお話ししましたが、
私の周りで
バイクに乗っている人たちは、
大排気量のバイクばかりです。
しかもSSやカスタムされた
GPZ900など
なかなか速いバイクです。
やはりツーリング用には
ノーマルでも速いバイクが理想です。
そして、今回ご紹介するのが
ZZR1400 / Ninja ZX-14 です。
目次
隼に先を越されたカワサキの答えは ZX-12R
スズキ GSX1300隼が
ノーマル状態での実測300km/h
を実現した翌2000年、
カワサキは対抗馬として
ZX-12Rを完成させ、発売しています。
実際1年でこんな高性能スポーツが
開発できるはずはなく、
カワサキとしては
1996年発売の
ホンダ
CBR1100XXスーパーブラックバード
に標準を合わせていたところへ
隼が先を越したのだと思います。
ただやはり、
隼の登場で焦ったのでしょう。
前期型のフロントの
ラムエアダクトを見てもわかる通り、
粗削りになってしまったのは
否めません。
私が乗っていた後期型は
初期型よりも
マイルドと言われていましたが、
エンジン特性は高回転型であり
扱いにくいバイク
という印象です。
そこで、
扱いやすい特性のエンジンを
搭載してきたのが
2002年に発売されたZZR1200です。
GFDL CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons
ところが、
ユーザーが求めていたのは、
カリカリに尖ったZX-12Rでも、
おとなしく丸めたZZR1200
でもなく、
オールマイティな
GSX1300R隼
のようなバイクだったのです。
特に
ZZR1200の方はカワサキらしからぬ
丸を基調としたデザインも相まって
全然売れませんでした。
(格安中古車が欲しい人はZZR1200という選択肢もアリだと思います。)
真打の登場 ZZR1400 / ZX-14
ZX-12RとZZR1200の失敗を踏まえて、
2006年カワサキから真打が登場します。
それが『ZZR1400』です。
GFDL CC BY-SA 3.0 ウィキメディア・コモンズ経由で
Ninja ZX-14
という名前はアメリカ輸出向けの
ZZR1400の名前です。
2012年に発売される
『ZX-14R』
はモデルチェンジ後の別物なので
注意が必要です。
(ヨーロッパ向けだけはずっとZZR1400。)
ZZR1400はZX-12Rのエンジンをベースに
排気量を1352ccまで上げ、
ロングストローク化や
スロットルボディの小径化などによって
低回転域を改良。
最大出力は190PSで
ラムエアがかかった状態では
200PSを超えると言われ、
車重も乾燥重量で210kg台と
1400ccのバイクとしては非常に軽いです。
まさに、
隼キラーです。
熟成のZX-14R
隼キラーを完成させたカワサキは
追従も許しません。
2012年には
ZZR1400をモデルチェンジさせ、
『ZX-14R』を完成させます。
CC BY-SA 3.0 ウィキメディア・コモンズ経由で
排気量は1441ccとなり、
ロングストローク化されたエンジンは
更に使いやすく、
パワー面においても
ラムエアがかかっていない状態で
200PSのスペックを誇ります。
車体の方も
スイングアームやホイールの変更、
さらに3モードの
トラクションコントロールが
可能になりました。
上級グレードの
『High Grade』も用意され、
ブレンボ製フロントブレーキシステム、
リヤサスペンションには
オーリンズと共同開発した
TTX39サスを装備しています。
ZZR1400 / Ninja ZX-14・NinjaZX-14R
GooBikeでみる中古バイク価格は?
隼の方もそうなんですが、
こういう高性能を競い合いながら
発売される車種って、
「スペック命!」
みたいなユーザーがやはり多くて、
モデルチェンジ前の物が
急激に価格を下げます。
現在、ZZR1400の初期型なら
70万円台の乗り出し価格
から見つけることが可能ですね
(2017年7月現在)
ZX-14Rの新車だと
200万円近い価格ですから、
そう考えると、
この価格でこのスペックは
非常に魅力的ですね!
突貫工事で完成した
モンスターマシンZX-12Rは
壊れまくったけど、
ZZR1400は
特にトラブルが多いという話は
今のところ聞きません。
カワサキ ZZ−R1400の価格相場 | 新車・中古バイク情報 GooBike(グーバイク)
カワサキ Ninja ZX−14の価格相場 | 新車・中古バイク情報 GooBike(グーバイク)
カワサキ Ninja ZX−14Rの価格相場 | 新車・中古バイク情報 GooBike(グーバイク)
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最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。