前からすごく気になっていた
CBR250RR(MC51)
がレンタル819年間会員
マイガレ倶楽部の
ラインナップに追加されたので
早速予約を入れてレンタル、
インプレしてみましたよ!
目次
CBR250RRは金額相当か?
CBR250RR(MC51)は
2017年5月12日
ついに発売となりました。
ホンダのニュースリリースによると、
2017年4月18日に発表して
ホンダの正規販売店からの予約・受注は
発表から3日間で3714台
年間販売計画台数が
3500台だったそうですから、
3日間で1年分の予約を
受けちゃったことになります。
CBR250RRの新車価格は
ベースグレードで
756,000円(税込み)
ABS付きモデルで
806,760円(税込み)
ボディカラー レッドは
21,600円(税込み)アップ
2気筒の250ccバイク
としてみると
高いなぁ
と思うので、
二の足を踏んでいる人も
多いのではないでしょうか?
もちろんYZF-R25を上回り、
38馬力にもなるハイパワーエンジンや
スロットルバイワイヤシステム
(スロットコントロール)
などを中心とした
電子制御は魅力的で価格の高さに
もうなずける内容です。
雑誌やユーチューバーのインプレでは
ベタほめのCBR250RRですが
本当に75万円以上もの
価値があるのでしょうか?
結論から言わせてもらうと、
ライバルとくらべて
価格が高いことだけ
のことはある!
と、私は思いました。
CBR250RR 人気の秘密はスタイリングか?スペックか?
CBR250RRは
スロットルバイワイヤシステムを活かし、
走行シーンに合わせて選べる
3つのライディングモードを
切り替え可能です。
写真提供:
HONDA CBR250RR 紳士のバイク生活
2ストと性格は全然違うでしょうけど、
ドノーマルのNSRが40馬力で
十分に速いと感じれましたから、
165kgの軽量な車体で
38馬力もあれば十分に
スポーティな走りを期待できます。
しかし、
ライバル車やこれまでのCBR250Rと
決定的に違うのは
レーシーなスタイリングと
ビッグバイクに劣らない
質感だと思います。
写真提供:
HONDA CBR250RR 紳士のバイク生活
NINJA250の人気を皮切りに
次々と発売され、モデルチェンジした
SS250ccクラスは
徐々にレーシーなイメージには、
なっていましたが
『安っぽいアジアンバイク』のイメージを
脱していませんでした。
「腰高デザインで足回りがひょろひょろ」
「どことなく安っぽい」
私の中ではそんなイメージでした。
CBR250RRはフロントを低く構えた
現代的で鋭いカウルデザイン
このスタイリングはかなり魅力的です。
倒立タイプのフロントフォークや
ガルアーム(への字型スイングアーム)
は90年代後半のレーサーレプリカにも
採用されていた豪華装備です。
CBR250RRの装備は一見豪華だけど詰めがあまい
それでも、実際に見てみると、
不満点はありました。
たしかにCBR250RRには
倒立式フロントフォークや
アルミスイングアーム
作り込まれたカウルに
ヘッドランプをはじめとした
LED灯火器類と
豪華な装備がされています。
しかし、よく見てみると
サスペンションはリアに
ステップ式のプリロード調整が
付いているだけで、
減衰力の調整などはできません。
ブレーキも
キャリパーは片押し2POD
マスターシリンダーは
オーソドックスなカップ一体型と
ちょっと
物足りない感じを受けます。
性能的には問題ないのですが、
見た目的に
対抗ピストンのキャリパーや
ラジアルポンプ式
とまではいわないでも
別体カップのマスターシリンダーが
ほしいところですね。
また、
レバー調整ができないのも
マイナス点です。
あと、最近のホンダ車全体に
言えることなんですが、
ウィンカースイッチとホーンボタンが
昔のモデルと
上下入れ替わっている
のです。
慣れるまで
ウィンカーキャンセルと間違って
無意味に交差点で
ホーンを鳴らしてしまいますw
▼CBR250RRのスイッチ
▼NSR250Rのスイッチ
SSらしいポジション
またがってみた感じは
「おっ!」
と思わせるポジションでした
90年代のレーサーレプリカや
セパレートハンドルを
乗り継いで来た私にとっては
ちょうどいい、
SSらしいポジションです。
NSRよりは少し起きていて、
Ninja250やYZF-R25と比べると
前傾姿勢です。
ステップも身長176cmある
私が乗っても窮屈ではなく
十分にバンクが取れる高さです。
シート高はNSRより20mm高い
790mmと少し高めです。
不安に感じる人は
購入前にまたがって
確認するようにしましょう。
シートに関しては
タンデムシートのベルトが
非常に扱いにくいです。
使わない時はボックスの中に
収納できますが
いざ外に出して使おうとすると
ベルトに余裕がなくて通しにくく、
タンデムシートを
なかなか固定できません。
何かコツがあるのだろうか・・・?
最新バイクらしい
多彩なメーター
メーターは液晶メーターになっており、
各種走行距離に加えて
平均燃費、瞬間燃費、燃料消費量
を切り替えることが可能
加えてREVインジケーターが備わっています。
REVインジケーターは
最大トルクを発生する11,500rpmを
少しすぎた
11,750rpmから点灯しはじめて
最高出力を発生する12,500rpmより少し上の
13,000rpmから点滅し始めます。
さらに、ギアポジションの表示もあり、
メーターについては十分すぎるほどでしょう。
3段階のライディングモード
CBR250RRには250ccクラスでは初の
スロットルバイワイヤ
を装着しています。
いわゆる電子スロットルですね。
スロットルはハンドル左側についた
MODEスイッチで
- Sport
- Sport+
- Comfort
の3段階に調整可能です。
Sportは標準モードで、
イグニッションを一度切って、
再度イグニッションを入れると
Sportモードになります。
Sport+は鋭い吹け上がりで
パワーを感じられるモードです。
他で言う所のスポーツモードです。
Comfortは
「なんじゃこりゃ?」
といった具合に
アクセルレスポンスと
パワーを抑えるモードですw
CBR250RRの真価がわかるのは
やはりSport+
アクセルレスポンスが非常に心地よく、
エンジンパワーも
切り替わっているのではないかな?
と感じます。
SportモードではR25とあまり差はないかな?
と感じましたが、
Sport+モードは明らかに速いです!
最高のパラレルツイン250CCエンジン
CBR250RRは
エンジンもシャーシも
非常に完成度が高いなと
感じさせられました。
まず、エンジン。
大排気量、2サイクルエンジンと
ハイパワーモデルを引継いできた
私ですが、
終始Sport+モードにしていたとはいえ
音と比例して違和感のない加速感、
アクセルオフ時の回転の落ち方に
不満はなく
非常にパワフルながら
パワーバンドが広く
扱いやすと感じました。
YZF-R25との差を一番感じるのは
このアクセルレスポンスの部分で、
CBR250RRは
ストレスなく吹け上がります。
また、
回転の落ち込みもがスムーズで
アクセルオフした時に
しっかり減速してくれます。
YZF-R25で感じたストレスは
パワーが感じられるまでの
タイムラグと
回せば速いけど、
回転の落ち込みが遅く
街乗りでは危険を感じる
というものでした。
それが、
レッドゾーンまでストレスなく吹け上がり、
スムーズに回転が落ちることによって
見事に解消されています。
また、
4気筒のCBR250RR(MC22)と比べても
ピークパワーの回転数は低いので
4サイクル2気筒のSSでは間違いなく
最高のエンジン
4気筒のCBR250RRをも超えた
と私は感じました!
このエンジンだけでも
ライバルと比べて
価格分の差は感じることができました。
また、ノーマルマフラーでも
静かすぎることはなく、
乗っている人をヤル気にさせてくれます!
コントロール性の高いシャーシ
いろいろなバイクに乗ってきて
ここ最近で
いちばん素直に向きが変えられるバイク
だったと私は感じました。
速くコーナーを抜けようと思うと
2サイクルのように
高回転をキープしながら走る必要が
ありますが、
低回転で侵入してしまっても、
バランスを崩すような失速はしません。
そして、どの回転域でも
素直に頭の向きを変えることが可能です。
サスペンションは減衰調整ができないものの、
非常にバランスがとれた
セッティングになっており、
ストロークも十分にとれているので
峠道を走る分には全く不満がないと思います。
またがった印象では
NSR250Rよりも軽いんじゃないかと
感じさせるほどですが
走っている時の安定性は非常に高く
安心してバンクさせることができました。
燃費と航続距離
CBR250RRの燃料はレギュラーガソリン。
ガソリンタンク容量は14Lで
フューエルメーターが点滅して
給油すると11Lほど入りました。
Sport+モードでガンガン走って21.4km/L。
航続距離は給油まで230km前後といった感じでしょうか。
CBR250RR(MC51)まとめ
このバイクに乗って、
改めて
スペック数値だけでは
バイクや車はわからない
と感じました。
YZF-R25の記事では
スペックを照らし合わせながら
価格差を中心に書きましたが、
実際に乗ってみると、
ライバルとの
価格差分は十分にある
と思いました。
バイクの乗換えを考えている人は
バイク王で評判より高く売るマル秘術
コチラも
あわせて読んでみて下さい。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。