若い頃、
毎週走りに行った夜の埠頭には
2サイクル音に混じって
モーター音のような
独特の甲高いが混じって
響き渡っていました。

やはりこのバイクも
調べておきたいところです。

CBR250RR(MC22)

CBR250RR MC22

 

モーターのような音は一体なに?

CBR250RRに限らず、
同系統のエンジンを搭載する

  • CB250Fジェイド
  • ホーネット

これらのバイクが走り出すと
共通して聞こえる

ヒュイィーーーーーーーーーーーン! 


という、ひょっとしたら

排気音より大きい
モーターが駆動するような
甲高い音

それの原因は
カムギアトレーンという
独特な技術によるものです。

 

カムギアトレーン

4ストロークエンジンの場合、
吸気・排気のバルブを開閉する為に
カムシャフトという部品が
構成部品としてあります。

このカムシャフトというのは
クランク(回転軸)と連動して
作動するようになっていて、
多くのエンジンは
この連動の為に
チェーンやベルトを使用しています。

よく聞く
カムチェーンとか
タイミングベルトというのは
この連結用の
チェーンやベルトのことです。

このチェーンやベルトの代わりに
ギアを利用して
クランクと連動させるのが
カムギアトレーン
という技術です。

カムギアトレーンは
連結部をギアにすることによって
チェーンやベルト方式と比べて
摩擦抵抗が少なく、
高回転時の馬力損失が少ない上に
バルブタイミングの精度を
高めることも可能です。

また、チェーンの伸びや
ベルト切れによるリスクも
軽減できます。

その反面コストは高く、
騒音(ギア鳴り音)が大きいという
デメリットを持ちます。

 

迫りくるメカノイズと排気音

CBR250RRも
以前ご紹介したZXR250のような
超高回転型エンジンです。

CBR250F(MC14)から
CBR250R(MC17、MC19)と引き継がれ、
CBR250RR(MC22)で更に
高回転特性に
チューニングされています。

タコメーターは
21,000rpmまで刻まれ、
18,000rpmだったレッドゾーンは
19,000rpmからに変更されています。

CBR250R MC22

CBR250R ハリケーン(MC17)
CC BY-SA 3.0 ウィキメディア・コモンズ経由

 

CBR250R MC22 2

CBR250R ハリケーンII(MC19)
CC BY-SA 2.0 CC BY-SA 2.0 ウィキメディア・コモンズ経由

 

ちなみに、

CBR250F(MC14)
CBR250R(MC17)
は1986年と1987年のそれぞれ1年間

CBR250R(MC19)は
1988~1989年の2年間

モデルチェンジしています。
超短命ですねw

そして、そんな不人気バイクは
若い頃に
ガソリンスタンドでバイトしていたら、

社員さんが
CBR250R(MC17)
をくれましたw

CBR250R MC22 3

当時はホント古いバイクとかクルマって
『無料でもらえる物』
だったんです。

捨て猫みたいな
『捨てバイク』
がウチには
4~5台置いてありましたよw

話をエンジン音に戻しましょう。

このCBRに積まれたエンジンは
カムギアトレインの音も
大きいですが、
超高回転エンジンの為
排気音も非常に甲高く大きいです。

NSR250RやTZR250Rで走っていても
コーナーでツメられると
カムギアの音や
排気音が耳に入ってきます。

プッシュされている緊迫感も
受けるのですが

特にカムギアトレインの音の方は
2ストエンジンが
焼きついた時の音にも似ているので
「やっちまったか!?」
と思わせる紛らわしい音でしたw

 

シャーシも豪華装備になったCBR250RR(MC22)

エンジンは基本を継承しつつ、
MC22にフルモデルチェンジして
RR(ダブルアールって呼んでました)

と名前にも変化があったCBR250RR。

シャーシにもお金がかかっています。
まず外観からすぐわかるのが
『ガルアーム』
と呼ばれるスイングアーム。

ガルはカモメという意味で
への字型をしたカモメの翼に
似ているからですね。

4輪のスーパーカーにも
『ガルウィングドア』
というものがありましたが、
ベンツSLのドアが
への字だったことから
こう呼ばれていたものが
いつの間にか跳ね上げ式のドアを
指すようになっています。

また、話がそれましたねw

このガルアームの目的は
マフラー設計の自由度を
あげるためです。

同年にモデルチェンジを受けた
NSR250Rにも採用されていました。

このガルアームあってこ
そのエンジン性能の向上といえます。

CBR250RR MC22
CC BY-SA 4.0 ウィキメディア・コモンズ経由

 

そして大幅に変更された
メインフレーム

LCGフレーム:ロー・センター・グラビティ・フレーム

つまり低重心が特徴のフレームです。

低重心になると
何が良いかと言いますと、
安定性が増すという事です。

私の車のブログでも説明していますが、
低重心になれば
走りに急激な変化が起りにくく、
安定した走りができます。

低重心のメリットを説明しています▼

[blogcard url=”http://www.xn--ihq5po14ehz4a.com/entry/2016/07/25/073134″]

 

CBR250RR(MC22) GooBikeでみる中古バイク価格は?

ここ最近のSS250ブームで
再注目され始めた
CBR250RR(MC22)

非常に売れたバイクですが
ここ最近数を減らしつつあります。

超高回転型エンジンが発する
メカノイズや排気音、
そしてパワー。

そこに魅力を感じる人も多く、
少しづつ価格が上昇しています。

ホンダ CBR250RRの価格相場 | 新車・中古バイク情報 GooBike(グーバイク)

当時は女性にも人気があり、
エンジンの程度が良いことも多いです。

その反面走り込んだ車体も
多く存在するのも事実なので
大きな転倒が無いものを
探すようにしましょう。

簡単なチェック方法としては
ハンドルをきっても
ガソリンタンクやカウルに干渉がないか?

カウルビスがカウルステーに
うまく入っていないところはないか?

などです。

以上、
ヒュイィーーーーーーーーーーーン!
が気になる!でしたw

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最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。