レンタルした
TRACER900GTでの
ツーリングレポート
2日目です。
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目次
天橋立
朝起きると部屋の窓から
なんとも美しい天橋立の朝焼け。
これだけで
ちょっと儲けた気分になりますね。
海鳥が羽を乾かしているのも
かわいらしいです。
朝食はいつもならビュッフェらしいですが
コロナ禍という事で和定食。
とはいえなかなかのボリュームです。
朝食を済ませたら
すぐそばなので
天橋立を歩いて散歩します。
天橋立が通っている
宮津湾の波は穏やか。
西側にある阿蘇海は
ほとんど波がありません。
早朝は
船から降りて漁をする人たちや
釣りをしている人もいます。
海の透明度が高く浅いので
目をこらせば魚が見えます。
クロダイかな?
橋の上からの釣りは禁止だけど
橋の下に行けば
魚が群れをなしてます。
ココなら糸たらすだけで
釣れるんじゃないかなぁ?w
磯清水(いそしみず)
少し歩いて北上すると
天橋立神社があります。
八大龍王を祀る神社で
近くにある知恩寺から
この地に移したとされています。
おそらく明治の神仏分離令で
そうなったのでしょう。
この奥にあるのが磯清水。
海に挟まれた天橋立ですが
ここからは塩分を含まない
真水が湧き出る不思議な場所です。
天橋立神社の手水舎にもなっています。
確かに塩の味は全くしませんでした。
さらに奥には
なんだか不思議な木が立っていました。
詳細は分からないけどw
大砲・石碑
天橋立は他にもいろいろあります。
風で斜めに育った松。
斜めすぎやろw
智慧の松。
根元から3本に分かれており
三人寄れば文殊の智慧
にちなんでいるそう。
余談ですが文殊菩薩は
インドでのमञ्जुश्री〈マンジュシュリー〉
に漢字をあてた
文殊師利(もんじゅしゅり)
を略して文殊菩薩(菩薩は仏を目指す人)
と呼んでいるそうです。
大砲w
海軍思想普及のため
大正時代に置かれたものらしい
弾を込める口は
溶接されて開きません。
与謝野蕪村の句碑。
他にも
与謝野晶子、与謝野鉄幹の
碑があります。
元伊勢 籠神社(このじんじゃ)
ホテルに戻ってチェックアウトを済ませ
この旅の真の目的(?)
神社参りに出発します!!
ホテルから15分ほどで
第一目的地に到着!
駐車場は30分無料
車は一日¥700
バイクは係りの方が案内してくれて
一日¥300でした。
で振り返ると・・・!?
なんじゃこりゃあ!デカい!
新車重機のお祓いだそうです。
こういうちょっと珍しいことに
出会わせるのは
神様に歓迎されているそうですよ。
改めて一の鳥居から
参拝させて頂きます。
手水舎はコロナで水が止まってるかぁ
と思ったら人感センサーで
動き出しました!
ハイテク!!
門をくぐって境内に入ると
撮影禁止になっています。
門前の両脇には
重要文化財の狛犬
籠神社について詳しく説明すると
非常に長くなるのですが、
できるだけ簡単に説明します。
日本の神話、歴史書として
認められているのは
古事記と日本書記ですが、
他にも歴史書は多々存在します。
その中のひとつにホツマツタエ
という歴史書があります。
このホツマツタエでは
古事記、日本書紀では女神である
天照大御神、
豊受大神(豊宇気毘売神)が
男神として記述されています。
その内容は神話というよりも
天皇以前の古代を治めていた
人々の歴史が詳細に
記されていて、
豊受大神は
伊弉諾、伊弉冉(イザナギ、イザナミ)
よりも先代の天神(アマカミ)
(天神=統治神?王?)で
天照大御神の師匠
という位置づけです。
そして豊受大神の拠点はココ
与謝、宮津。
天照大御神は伊勢に拠点を移す前
この与謝の地に豊受大神の力を借りつつ
拠点を置いたことになっています。
なので元伊勢の名が讃えられているのです。
神社にある立札の説明だと
崇神天皇の時代に
天照大御神のお祀り場所を
宮中から脱して
一度遷した場所になっていますが。
眞名井神社
そこで重要なのが
奥宮とされ、
豊受大神が祀られている
眞名井神社です。
豊受大神の本拠地で
天から水を授かり
初めて水が湧き出したところを
言うようです。
ちょっと歩いて奥に進みます。
交差点に鳥居が現れます。
一礼してくぐりましょう。
到着しました。
なんだか空気が違います。
入ってすぐ天の眞井戸があります。
手水として使わせて頂きます。
ココもやはり
本殿のある場所は撮影禁止。
神聖な場所です。
お参りを済ませて
眞井戸に戻ります。
眞井戸のすぐそばに
水を汲んだり
おみくじを引ける社が建っています。
じょうごも用意されています。
ありがたく頂きます。
水みくじ。
気になりますよねw
お賽銭を入れて一つ引くと
あれ?なんも書いてない?
みずに濡らすと
文字が出てきます。
よっしゃ!大吉!
楽しき旅になる!!
商売は利益少なしかぁw
今は時を待ちます!!
天橋立傘松公園
今度は眞名井神社から
籠神社方面に戻り
天橋立傘松公園への
ケーブルカー乗り場
府中駅へ向かいます。
なぜかリフトは運休中でした
なのでケーブルカーで
傘松公園に上がります。
南側にある
天橋立ビューランドは
何回か上りましたが
北側にある傘松公園に
登るのは初めてです。
こちらもやはり股のぞき台w
こんな感じで
天橋立が天に通じる
橋のようになります!?
ビューランドよりも展望メインで
冠島(かんむりじま)
沓島(くつしま)の遥拝所もあります。
冠島は彦火明命(山幸彦)
沓島は市杵島姫命が
降臨した島とされています。
右にあるのが冠島
左にあるのが沓島
天橋立横一文字 大内峠
傘松公園にある
冠島、沓島の説明書きに
なぜか添えられている
水墨画僧 雪舟の天橋立図。
天橋立が横に描かれていますね。
次はこの景色を見に行きます。
わりとタイトコーナーが続きます。
のぼり坂なので低速トルクのない
TRACER900GTが一番苦手な道です。
無事に大内峠一字観公園に到着。
ココはコテージに泊まったり
キャンプもできるようです。
さっそく展望台から見てみましょう
雪舟の画より低いかな?
一字観と書かれた石碑が
立っているところが
小高くなっていたので
登ってみました。
おおー近い感じ?
雪舟まだ上から見とるな・・・
大宮賣神社(おおみやめ神社)
次に向かったのは
丹後國二之宮 大宮賣神社。
丹後國一之宮は籠神社で
それに次ぐ社格の高い神社という事ですね
ご最新は大宮売神
天照大神に侍女として仕えたとされ
延喜式の祝詞では皇居に鎮座して
親王や臣たちが過ちを犯すことなく
心安らかに仕えられるよう
見守る神であるとされています。
横から入ってきちゃいましたが
灯篭の並ぶ参道が美しいです。
入ってすぐ池があり
鯉や金魚が泳いでいて
なんとなく女神らしい
和かさを感じさせます。
境内には古代祭祀跡があり
歴史を感じさせます。
比沼麻奈為神社(ひぬまないじんじゃ)
眞名井神社と同じく
豊受大神が祀られています。
元外宮とも呼ばれ
伊勢神宮外宮に祀られる前は
ココに祀られていたともされます。
麻奈為=眞名井で
繋がりは大アリなんでしょうね。
周りには水田を初めた史跡があり
その中心的な場所だったのでしょう。
境内は非常に丁寧に
手入れされています。
何かお祭りの準備でしょうか?
階段を上ると拝殿があります。
お賽銭箱も鈴もない
ちょっと珍しい拝殿です。
鸛(こうのとり)
比沼麻奈為神社を後にして
おがくずを三角錐に積んであるのを見て
比沼麻奈為神社の参道を連想しながら
田んぼの間を走り抜けます。
さらに進むと
鶴?
いや鶴はもっと北国に行かないと
いないだろう・・・
大鷺(オオサギ)かな?
それにしてもデカい大鷺やなぁと
とりあえず写真を撮っておきました。
帰ってから調べたらこいつら
天然記念物の鸛(コウノトリ)やん!
なんか興奮しました。
これも神様の歓迎なのかな??
清水戸(せいすいど)
次に訪れたのは
豊受大神が初めて稲作を試み
籾(もみ)を浸したと言われる場所
清水戸です。
あれぇ?この辺のはずなんだけど
はいココでした。
集団で行くのは
迷惑になりそうな場所です。
うーんもうちょっと・・・ねぇ
月の輪田(つきのわでん)
次は稲作発祥の地とされる
月の輪田に向かいます。
到着しましたが
獣除け電線で中には入れません。
言い伝えもいろいろあるようですね。
現在は2種類の稲が
植えられていています。
一応ここで
ミッションはコンプリート。
後は帰るだけです。
もう一つの元伊勢
帰りのルートを
Google Mapで検索しましたが
京都縦貫道を通り道を
案内されました。
なんとなく京都縦貫道から
名神高速道路を通る道のりは
好きじゃないので
福知山ICから舞鶴若狭道で
帰ろうと福知山へ向かいました。
ところが・・・
内宮??
元伊勢三社??
どうやら福知山にも
天照大御神、豊受大神の
ゆかり地があるようです。
ココはまたの機会に
行ってみようと思います。
丹後の土産
帰りは福知山ICから
舞鶴若狭道に入り
中国道、近畿道を使って
松原2りんかんに無事到着。
2日間での走行距離は
565.8km
燃費はメーターで
24.7km/L
ほとんど回していません。
お土産も紹介しておきます。
ケーブルカー府中駅前で買った
焼き栗。
和栗を焼いたもので、
トースターで温めると
サツマイモのような
味と食感がしました。
ホテルや土産物屋で売ってる
かまぼことへしこ鯖
へしこ鯖(糖さば)は
丹後半島から福井にかけて食べられる
郷土料理で、
鯖を塩漬けにした後砂糖漬けにして、
さらにぬか漬けしたもの。
表面に付いたぬかを手で落とし、
切って焼くと酒のアテにぴったり。
ほんのりチーズ風味(?)の
塩辛い鯖です。
ウマイ。
今回は見落としや
事前調査が足りなくて
行けなかった場所もあったので、
また近いうちに再訪したいと思います。